Cimatron E V15日本語版

多くの分析、設計ツールを提供し、キャビティ設計の最適化を可能にします。
マルチキャビティやファミリーモールドを含む全てのレイアウトにおいて、大型で複雑なモデルを扱うことができます。
抜き勾配やアンダーカットの解析、異なる抜き方向へのサーフェスの割り付け、型開きシミュレーションが簡単に行えます。

光学レンズアレイ、医療機器など超精密小型金型から自動車のバンパー部の大型金型まで、アセンブリの大小に関わらずサポートし、設計プロセスで重要となる構想設計やコンカレントエンジニアリングに柔軟に対応しています。これにより複数設計者による設計の同時並行作業が可能になり、更に生産性を向上させることができます。

様々なカタログにより構成されるモールドベースのプレートセットを、簡単に読込むことができます。設計プロセスのいかなる時点においても、フィーチャベースのモールド編集が可能です。フタバ、ミスミ、Hasco、DMEなど、多くの標準的なカタログを備えており、金型機構部（スライダー、リフターなど）の豊富なカタログがアセンブリで利用可能です。カタログ部品は、アセンブリへの組込み、配置、自動ポケット作成を簡単に行うことが可能です。部品のカスタマイズ、サブアセンブリの登録、再利用も簡単に行なえます。

変更箇所の検出は、一つのコンポーネントのみに限定されず、複数のコンポーネントに対して実行することができます。例えば、変更を加えたモデルに接するスライダ部への影響も考慮することができます。従来のシステムとの違いは、コンポーネント全体を変更箇所と認識するのではなく、変更部分のみを検出できる点にあります。
Cimatronデータ（製図、BOM、解析結果画像、加工工程表など）を一元的に管理可能なので、組織全体のものづくり関連データの共有にお役立てください。

フィーチャベース設計されたコア、キャビティ、スライダーに対して、各種設計専用ツールやモデリングツールを使用してエジェクター、リフター、冷却システム、ランナーなどを追加することができます。

ユーザの経験と判断を活用するための融通性を維持しながらも、生産性を向上させるために必要な自動化ツールを提供し、金型精度の向上、コスト削減、ストリップ設計サイクルの短縮を実現します。 順送プレス型セットアップウィザードでは、適切なパラメータの定義を行う際に、プロンプト表示によって、プレス型ドキュメントのセットアップを支援します。ストリップパーツには、ストリップ自身、パンチ、順送コピー、パンチ/トリム、複合曲線、ミラーコピーなどのすべてのストリップ操作を含みます。

パーツの予備解析を行います。ブランクサイズ、板厚、安全領域（しわ、ひずみなど）、ストリップサイズなど、見積りに必要な情報を取得します。その後、ブランク機能などを使用して3Dモデルのフラットパターンを作成し、最終パーツの初期フォームとしてストリップ上に配置します。

ストリップ上に配置される予定の成形形状（中間形状）を作成します。プレス型の成形形状の作成順序は非常に柔軟です。各種成形ツール（曲げ、展開など）を使用して3Dモデルから成形形状を作成します。

Cimatronの有限要素解析（FEM）は、高度なアルゴリズムで迅速にパーツ形状を解析できるので、発生しうる不正な結果を予測できます。その為、設計者は、試作製作の前に問題を修正することが可能です。高精度なパーツ解析を提供することにより、材料の厚みや割れ、しわを正確に把握し、製品の成形性や品質の向上を図ります。