tNavigator v2022

tNavigatorでは、地球物理学から貯留層モデリングまでのユニークな統合ワークフローが用意されており、地質科学者はフィールドの強固な解釈と貯留層モデルを構築することができます。モデルは、同じインターフェースで貯留層シミュレーションに即座に引き継ぐことができ、フィールドの徹底的な分析と評価を可能にします。

22.2での主な新機能

シミュレータカーネルにおいて。

E3 形式の組成モデルにおいて、岩石の濡れ性が吸着固体濃度に依存するオ プションがサポートされました。

組成モデルにおいて、水相の平衡定数設定による酸塩基反応のシミュレー ションに対応しました。

Corey/LET RP相関のパワーパラメータをブロック単位で指定するオプションがサポートされました。

破砕のあるブロックの終点スケーリング特性を変更できるようになりました。

バイナリ形式（GRID, EGRID, INIT, UNRST, UNSMRYファイル）でエクスポートするための結果のアップスケーリングが可能になりました。グリッドのスケーリングは、COARSENキーワードのアルゴリズムに従って実行されます。

シミュレーターGUIにて。

マルチラテラルウェルのブランチによる生産量計算と結果の表示に対応しました。

Assisted History Matching and Uncertainty モジュールで。

変数の初期確率密度関数、累積分布関数（CDF）、分位数をヒストグラムで表示することができるようになりました。

地質学とモデル設計者において。

クロスプロットタブの系列オブジェクトに、シンボルサイズ、シンボルタイプ、不透明度という新しい属性が追加されました。

地質学デザイナーで

3Dグリッドは、指定された断層によって切断されるソースに基づいて作成されます（断層切断によってグリッドを作成する計算）。

断層線間の振幅は、事前に作成された断層属性を使用して設定することができます（「属性による断層線の振幅を修正する」計算）。

モデルデザイナーにおいて。

化学反応のパラメータを設定するインターフェイスが利用できるようになりました。

FSシミュレータにおいて、複数種類の流体やプロパントを注入する際の流れを多成分モデルで計算することができるようになりました。

FSシミュレータにおいて、指定された坑井範囲にある複数のパーフォレーションから同時に亀裂が伝播する計算ができるようになりました。

FS Simulatorにおいて、液体とプロパントの流量、液体組成、坑井の直径を使用して、注入時の圧力損失を計算するようになりました。

Well Designerにおいて。

IPR相関パラメータをボトムホールと貯留層圧の関数として計算できるようになりました。

Network Designerで。

配管に温度ゾーンを設定できるようになりました。

新しいバルブオブジェクトが追加され、流体の逆流を許可/禁止できるようになりました。

自動チョークの最大流量制限を設定できるようになりました。自動チョークの直径を計算するために、流量制限と入口/出口圧力の制御タイプを同時に設定することができるようになりました。

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