ANSYS Electronics Suite 2022

ANSYSの電磁界シミュレーションは、革新的な電気・電子製品をより早く、より高いコスト効率で設計するのに役立ちます。高性能な電子機器や高度な電化システムが普及した今日、電磁界が回路やシステムに与える影響を無視することはできません。ANSYS社のソフトウェアは、部品、回路、システム設計にわたって電磁気性能を独自にシミュレートすることができ、温度、振動、その他の重要な機械的影響を評価することができます。この比類なき電磁気学中心の設計フローにより、高度な通信システム、高速電子デバイス、電気機械部品、パワーエレクトロニクスシステムにおいて、ファーストパスでシステム設計を成功に導くことができます。

Ansys Electronics Desktopは、電気技術者がさまざまな電気、電子、電磁コンポーネント、デバイス、システムを設計およびシミュレートするための包括的なプラットフォームです。電磁気（EM）、熱、回路設計を作成、解析する統一されたインターフェイスです。電気系CAD（ECAD）および機械系CAD（MCAD）のワークフローを使用して、Ansys HFSS、Ansys Maxwell、Ansys Q3D Extractor、Ansys Icepakなどの標準的なツールにアクセスすることができます。さらに、Electronics Desktop には、包括的なマルチフィジックス解析のための熱、流体、機械ソルバーのAnsysの全製品へのダイレクトリンクが含まれています。エンジニアは、Ansys Electronics Desktop という単一のフレームワークで、厳密な 2D および 3D 物理解析とシステムおよび回路シミュレーションを統合することができます。Electronics Desktop内の製品は、どのような組み合わせでも1つのプロジェクトに挿入できます。たとえば、HFSS、Circuit、Icepakなどの異種の設計タイプを1つのプロジェクトにまとめることができます。回路図は、異なるフィールドソルバーモデルの配線に使用でき、3D電磁場解析とSPICE回路解析を組み合わせたダイナミックリンクにより、ハイレベルなシステムのモデルを作成することができます。エンジニアは、電子製品の動作を予測するために複数の異なる解析ツールを必要とする複雑なプロジェクトを効率的に管理することができます。また、設計をパラメータ化することも可能です。Optimetricsでは、設計のバリエーションを調査し、上位のシミュレーションに組み込む際に他のモジュールで利用できるようにすることができます。これにより、エンジニアはwhat-if実験を行い、部品設計パラメータのばらつきがシステム全体の動作に及ぼす影響を調べることができます。