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Optical System.Lens & Illumination

LightTools v2022.03日本語版

cadcamaec@protonmail.com2022-08-10Optical System.Lens & Illumination193
LightToolsは、LED照明や液晶ディスプレイ用バックライト、LiDARを含む赤外線を用いたセンサー光学系、プロジェクター、自動車の室内照明やデイタイム・ランニング・ランプなどいわゆる照明光学系

LightToolsは、LED照明や液晶ディスプレイ用バックライト、LiDARを含む赤外線を用いたセンサー光学系、プロジェクター、自動車の室内照明やデイタイム・ランニング・ランプなどいわゆる照明光学系 の設計・解析を行うソフトウェアです。試作前の設計支援、試作後の詳細解析、実機との比較検証など、幅広い用途で利用され、高い精度が要求される光学製品の設計コストや納期の短縮を実現します。 


機械設計者にもさらに使いやすく!3次元CADソフトウェアSOLIDWORKSとの連携機能の強化
多くの設計者に利用されている3次元CADソフトウェア、SOLIDWORKSとの連携機能「SOLIDWORKSリンクモジュール」がさらに使いやすくなりました。
光学設計で必要となる物体表面の光学特性を、SOLIDWORKS内で割り当てることが可能になりました。これから光学設計に取り組む機械設計者でも、使い慣れたCAD上で簡単に設定することができます。また、SOLIDWORKSで設定されたコンフィギュレーションをLightToolsでも利用できるようになり、複数ケースの解析が簡単に実施可能になりました。
こうした連携機能の強化により、設計者の作業負担を減らせるだけでなく、光学部門-機械設計部門間で発生するデータ授受や仕様調整に要する工数を削減し、開発スピードを向上させることができます。

SOLIDWORKS内での光学特性の割り当てSOLIDWORKS内での光学特性の割り当て

LightTools内でSOLIDWORKSのコンフィギュレーションが利用可能にLightTools内でSOLIDWORKSのコンフィギュレーションが利用可能に


センシングデバイスの解析やレーザー光学系デバイスのモデリングがより手軽に!
LiDAR、AR/VRデバイスの解析をサポートする機能の追加

・近年注目されているLiDARなどの測距デバイスでは、一般的にToFという測距方式を用いて対象物までの距離(片道分の光路長)を取得しています。新機能「光路長メッシュ」を使うことで光路長を手軽に算出できることから、これまで難しかったセンシングデバイスの検知可能距離や光の伝搬時間の詳細なシミュレーションが可能になりました。

光路長メッシュを利用したLiDARの解析例光路長メッシュを利用したLiDARの解析例

・ガウスおよびスーパーガウスの強度分布を持つ光源をモデリング可能になり、レーザー光源を用いたセンシングデバイスの設計がさらに効率よく行えるようになりました。
・バージョン9.0の複屈折機能は一軸性材質のみのサポートでしたが、本バージョンから二軸性材質もサポート対象となりました。これにより、偏光と分散による効果が重要視されるような複屈折材料(雲母やトパーズなど)もモデリング可能となり、AR/VRデバイスなど、偏光素子を利用したデバイスの解析精度のさらなる向上が実現します。

分散シミュレーション機能の強化による計算速度の向上
分散シミュレーションモジュール(DSIMモジュール)で複数のコンピュータに計算を分散させることで、光線追跡シミュレーションの計算速度を大幅に向上できます。今回のバージョンから順方向だけでなく逆方向シミュレーションにも対応し、計算時間が長くなりがちな輝度解析や迷光(※11)解析でも時間短縮が可能になりました。

LightTools では、光学系と機械系を連携させた設計/解析をより効率的に実現できるよう、3次元CADソフトウェアSOLIDWORKSとの連携機能が大幅に強化されています。また、近年自動運転で注目を集めているLiDARや、AR/VRデバイスの解析をより高精度化・効率化する機能が追加されたほか、分散シミュレーション機能の強化により、大幅な計算時間の短縮が可能になりました。


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