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Optical System.Lens & Illumination

CODEV v2022.03日本語版

cadcamaec@protonmail.com2022-08-10Optical System.Lens & Illumination168
CODEVは、光学設計(レンズ設計)・評価解析・製造支援などのための各種機能を搭載した、光学製品開発業務を総合的にサポートする光学設計解析ソフトウェアです。対象となるアプリケーションは、撮像機器(カ

CODE Vは、光学設計(レンズ設計)・評価解析・製造支援などのための各種機能を搭載した、光学製品開発業務を総合的にサポートする光学設計解析ソフトウェアです。対象となるアプリケーションは、撮像機器(カメラレンズ、ビデオレンズなど)、投影機器(プロジェクタ、HUD(ヘッドアップディスプレイ)、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)など)、レーザー関連機器、光通信機器、医療機器、産業用計測機器、航空・宇宙関連機器など多岐にわたります。


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■ CADモデルインポート機能の追加:CADで設計した複雑な機構の影響を光学設計に綿密に反映させた設計が可能に!
新しく追加されたCADインポート機能により、各種CADソフトウェアやLightTools等で作成された出力可能な3D形状をCODE Vにインポートし、設計中の光学モデルと併せた表示ができるようになりました。また、レンズやミラー、プリズムといった光学素子の光学面として利用できるほか、光学面の有効領域を定義するためのアパチャー、遮光物体として光線追跡シミュレーションにも反映させられるようになりました。 これにより、従来難しかった筐体や構造部品などを考慮した光学設計の評価や解析が可能となり、光学設計者と機械設計者間の連携を飛躍的に深めて光学設計サイクルの短縮に貢献します。

左:CODE Vでモデリングした望遠鏡光学系  右:CADデータからインポートした機構部の構造と併せて表示左:CODE Vでモデリングした望遠鏡光学系  右:CADデータからインポートした機構部の構造と併せて表示


■新たな自由曲面タイプの追加:HUDやHMDなど高性能かつコンパクトさが要求される複雑な光学設計が可能に!
非回転対称な面形状を扱うのに適した新しい面形状タイプが2種追加されました。HUDやHMDといった複雑な偏心光学系の設計時に細かいパラメータ設定が可能となり、また最適化における収束性の高さによって、高性能かつコンパクトな設計を実現します。

<追加された新自由曲面タイプ>
●拡張フリンジゼルニケ多項式面:従来から利用可能だったフリンジゼルニケ多項式面を拡張した面形状です。多項式の項数が37項から72項に増加するとともに、ベースコーニック面の偏心・軸外し角の指定が可能となりました。
●Q2D自由曲面:ベースコーニック面にQ-自由曲面を加えた面形状です。ベースコーニック面の偏心・軸外角の指定が可能です。

Q2D自由曲面の係数入力画面: 半径を縦軸に、方位角を横軸にとった2次元グリッド形式で係数入力が可能に。Y-ZまたはX-Z対称性に基づいた項のみの使用などもサポートしており、スムーズな設計を実現します。Q2D自由曲面の係数入力画面: 半径を縦軸に、方位角を横軸にとった2次元グリッド形式で係数入力が可能に。Y-ZまたはX-Z対称性に基づいた項のみの使用などもサポートしており、スムーズな設計を実現します。

■その他の機能
 

●要求仕様・性能および現状値を表形式で一元管理する「SpecBuilderTM機能」に新たな仕様項目が追加され、倍率色収差、張り合わせレンズの膨張量の差、重量(光学系全体、個々のレンズ)など、より細やかな設定が可能になりました。

●指定面のサグ量のプロットやデータテーブルのファイル出力を行う SagPlotマクロおよび、ベース面からのサグ量差のプロットやファイル出力を行う Sag_Differenceマクロが追加されました。非球面の製造性のチェックに役立つため、より低コストな光学製品の開発が可能となります。

SagPlotマクロ:複雑な自由曲面のサグ量をすばやく確認できます。SagPlotマクロ:複雑な自由曲面のサグ量をすばやく確認できます。

Sag_Differenceマクロ:基準球面からのズレの確認も容易になりました。Sag_Differenceマクロ:基準球面からのズレの確認も容易になりました。

●「MTF_PEAKFOC_DEFマクロ」が組み込みで提供されるようになりました。マクロ関数@MTF_PEAKFOC() を定義し、指定したズーム、画角、周波数、方位角に対するMTFピークを持つフォーカス位置を計算します。レンズのデフォーカス特性の評価に役立つため、優れたボケ味を持つカメラ設計などにも役立ちます。


●API CodeV.Applicationが追加され、従来のAPIに存在した配列の扱いに関する多くの問題が解消しました。PythonやMATLABで作成したアプリケーションとCODE Vを連携して様々な処理を行う際に役立つため、CODE Vの優れた光学解析機能を利用した独自のソフトウェアや計測システムなどの開発を実現します。


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